キャンピングカーでどこに行く?!おすすめの宿泊スポット

キャンピングカーでの旅に慣れた人なら、どこに立ち寄って、どこに宿泊するかなど旅の計画も自由に立てられますが、初めてキャンピングカーをレンタルする人にとってはどこで車を停めて宿泊するのか?これも大問題です。

この記事ではキャンピングカー旅初心者の方が宿泊場所探しをするための方法と、宿泊場所ごとのメリットや注意点をご紹介していきます。

※夏場でエアコンを一晩中稼働させるようなケースでは、キャンプ場やRVパークの利用がおすすめです。

 

キャンピングカーで宿泊できる場所

自由にどこへでも行けるキャンピングカーですが、どこでも宿泊できる訳ではありません。
旅に出る前にしっかりと計画を立てておかないと、宿泊場所が見つからずに途方にくれるなんてことにもなりかねません。

宿泊するために最低限必要なポイントとして

  1. 安全に車を駐車できる
  2. 駐車場所の所有者や管理者の許可を得ることができる

の2つがあります。

1の安全に駐車できる場所とは、駐車場など道路以外のエリアを指します。
いくら広くて、車通りの少ない道だからと言って路肩などでの宿泊は厳禁です。

また、安全に駐車できると言っても、コンビニやスーパーの駐車場はそこで買い物をするお客様が、一時的に駐車するためのものです。
長時間駐車することになる宿泊は、もちろん認められません。

以上のような条件を満たす場所となると、実際はある程度限定されてきます。

夏場は宿泊地選びがとても大事

日本の夏は年々暑くなっており、夜寝るときもエアコンをつけっぱなしにするのが、ここ数年常識になりつつあります。

エアコンが搭載されたキャンピングカーであれば、就寝中も快適に過ごせるのですが一般的なキャンピングカーに搭載されているバッテリーでは、一晩中エアコンをつけっぱなしにすることはできません。
エアコンは消費電力が大きいため、数時間でバッテリーが底をついてしまい、夜中に暑くて目が覚めるなんてことになってしまいます。

そこで、活躍するのが「外部電源」という機能です。
後述するキャンプ場やRVパークなど、電源が利用できる施設の100V電源をキャンピングカーに接続(電源コードを接続するだけ)すると、バッテリーの残量を気にすることなくエアコンが使えるようになります。

夏場のキャンピングカー旅行を快適に過ごすためには、電源設備が使える宿泊地を事前にチェックしておく、もしくは標高の高い涼しい場所を目的地にすることがポイントです。

逆に冬季はFFヒーターという設備が活躍してくるので、電源の心配はありません。
冬にキャンピングカーをレンタルする場合は、FFヒーター搭載の車種を選びましょう。
(FFヒーターは車両の燃料(ガソリンや軽油)を使用するうえ、燃料の消費量も少ないため電気はほとんど使いません)

いちばんおすすめはオートキャンプ場

初めてキャンピングカーをレンタルする人にとって、キャンピングカー=キャンプをするための車、というイメージがあると思います。
キャンプ場であれば、キャンプの醍醐味である焚き火やバーベキューも存分に楽しむことができるので、初めてのキャンピングカーの旅では是非キャンプ場を目的地に設定してください。

車内で眠ることができるので、意外と大変なテントの設営や撤収も不要です。
到着したら最低限必要なテーブル、イス、バーベキューコンロなどの用意だけですぐにキャンプを楽しむことができます。
キャンプ経験のある方にとっては、とても魅力的なポイントだと思います。

キャンプ場にもいろいろなタイプがあり、車をテントサイトに横付けできるところや、テントサイトへの乗り入れは不可のところもあります。
車を横付けできる「オートキャンプ場」や「オートサイト」を選びましょう。

また、利用する車によってはエアコンなどの電化製品が装備されている場合もあります。
真夏の暑い時期にはとてもありがたいのですが、キャンピングカーに設置されているバッテリーにはもちろん容量の制限があります。
一晩中エアコンを掛けっぱなしにするのであれば、電源設備があるサイトを選ぶ必要があります。

キャンピングカーの宿泊場所にはキャンプ場が最適

キャンプ場を調べる方法

日本最大級のキャンプ場検索・予約サイト「なっぷには、2023年6月の時点で4,973の施設が登録されています。
日本中にキャンプ場ってそんなにたくさんあるんですね。

たくさんありすぎて選ぶのが大変ですが「キャンピングカー乗り入れ可能なキャンプ場」という検索条件もあるので、こちらの機能を使って絞り込んでいきましょう。
(全国で1,869件該当がありました)

車中泊のための施設RVパーク

全国のキャンピングカービルダーやディーラーが加盟する、日本RV協会が普及推進している施設がRVパークです。

  • 24時間利用可能なトイレ
  • 100V電源が使用可能
  • 入浴施設が近隣にあること
  • ごみ処理が可能

など、快適に宿泊するための要件を満たした施設がRVパークとして認定され、2023年6月の時点で全国で350カ所以上が登録されており、宿泊場所としての利便性も高まっています。

ホテルや温泉など、施設の駐車場をRVパークとして転用しているところでは、焚き火や車外にテーブルやイスを設置することは禁止されています。

しかし最近では、最初からRVパークとして設計された施設も増えており、車外でのテーブルやイスの使用、焚火などが許可されたRVパークも増えてきています。
アウトドアの雰囲気も味わいながらキャンピングカー泊をしたい方に特におすすめです。

RVパークの調べ方

RVパークの公式サイトから検索できます。
地域を絞って検索してみましょう。

検索条件で地域と施設タイプを選択して、旅のルートから最寄りのRVパークを調べましょう。

温泉を楽しむ湯YOUパーク

RVパークと同じく日本RV協会が普及推進している施設です。
温泉旅館やホテルの駐車場で宿泊できるので、車中泊をしながら温泉を楽しめるのが最大のポイントです。

ただ、こちらの施設は会員限定となっているので、くるま旅クラブに会費(キャンピングカーを所有していない方は4,400円)を払って事前に入会しておく必要があります。

しかし、宿泊料金が無料から2,000円〜3,000円程度となっているので、温泉巡りが好きな方にとってはメリットの大きな仕組みと言えるでしょう。
2023年6月の時点で全国122カ所の施設が登録されています。

湯YOUパークの調べ方

RVパークと同じサイトから、検索条件で湯YOUパークを指定して調べられます。

道の駅、サービスエリアは宿泊NG

道の駅

道の駅やサービスエリアはドライバーの休憩施設として設置されています。
休憩施設としての性質上、仮眠はOKだが宿泊はNGと国土交通省が見解を出しています。

夜間の道の駅やサービスエリアでは、朝まで眠っているであろうトラック、キャンピングカー、普通車を頻繁に見かけ、メディアやSNS上でもこの事について頻繁に取り上げられ、様々な意見が出ています。

一般的には朝まで寝ていたら「宿泊」だと思われますが、当事者に「仮眠」だと言われるとそれ以上の反証が難しくなります。
何時間なら仮眠なのか?その定義が不明確なため、グレーな状態が続いています。

旅行計画の中に取り入れるのであれば、あくまで「仮眠」として考えておきましょう。
また、車外にイスやテーブルを出す、洗面所で洗濯や炊事をするなどの行為は当然ながらNGです。

道の駅の調べ方

道の駅の公式ホームページから調べることができます。

キャンピングカー旅行の計画を立てる方法

初めてキャンピングカーを運転するとなると、「安全に運転できるのか?」「細い道は通りたくない」「駐車スペースは広いのか?」いろいろな心配が頭をよぎります。

目的地へ行くまでの道路事情や駐車場の状況など、事前に把握できていると余計な心配をすることなく運転に集中できます。

Googleマップを活用する

Googleマップを普段から活用している人は多いと思いますが、キャンピングカーの旅行計画の作成にも活用しましょう。

目的地までのおおよその移動時間は経路検索ですぐに把握できます。
また、道路状況や駐車スペースについては、経路の中で怪しそうなところがあれば航空写真やストリートビューに切り替えて事前にチェックしておきましょう。

Googleマップの保存機能を活用しよう

目的地がキャンプ場ひとつだけであれば必要ないかもしれませんが、旅の中で複数の目的地を設定する場合は「保存」機能が便利です。

キャンプ場に到着する前に最寄りのスーパーで買い物をし、キャンプをした翌日は近くの温泉に入って汗を流す、その後道の駅に立ち寄ってお土産を買って帰る。
事前に検索して調べておいた地点を「保存」しておけば、Googleマップ上にピンが立つので知らない土地でも大よそのルートがひと目で分かります。

Googleマップの保存機能
目的地情報に保存ボタンがある
Googleマップのピン
ピンが立つのでルートがイメージしやすい

また、それぞれの地点間の移動時間、移動距離など気になったタイミングですぐに調べることができます。
時間の管理や、どのタイミングで給油するべきかの判断にも役立ちます。

Googleマップのプロフィールアイコン
右上のプロフィールアイコンをタップすると
マイプレイスの項目から
Googleマップのマイプレイス一覧
保存済み一覧がチェックできる
Googleマップの地点検索
目的地同士の距離もすぐに検索できる

Googleマップのナビは信用しすぎないように

とても便利なGoogleマップですが、細い道や、誰も使わないであろう抜け道に誘導されることもあるため、ナビとして使うには注意が必要です。

車体の大きなキャンピングカーですので、一度細い路地に入ってしまうと抜け出すことも難しくなります。

事前に計画を立てましょう

キャンプ場やRVパークなど、事前に宿泊地を決めておくことが快適なキャンピングカー旅行のポイントになります。
ゴールデンウィークや夏休み期間などは予約が取りにくいので、特に注意が必要です。

季節や目的地によっても、最適な宿泊地は変わってくるので、ご紹介したサイトなどを活用して最高の計画を練ってください。

レンタルキャンピングカーのグランキャンパーでは、宿泊地のご提案などを行うコンシェルジュサービスを公式LINEで行っています。
ぜひご活用ください。
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