キャンピングカーの出荷台数は年々増加していますが、実際にキャンピングカーに乗ったことがある方はまだまだ少数派です。
この記事では、初めてキャンピングカーをレンタルする方に知っておいてほしい使い方やメリット・デメリットなどをご紹介していきます。
キャンピングカーレンタルを楽しむために知っておくべきポイントを押さえて、安心して旅を楽しんでください。
キャンピングカー車内のルール
キャンピングカーを快適に利用するためには、車内でのルールを守ることが重要です。
基本のポイントを押さえておきましょう。
土足厳禁
ほとんどのキャンピングカーでは、ダイネット（後方のリビング部分）が土足禁止となっています。
ダイネット入口にはシューズボックスや靴を置くスペースがあるので、そこで靴を脱ぎましょう。
車内禁煙
多くのレンタルキャンピングカーショップでは車内禁煙となっています。
車内喫煙が判明すると、臭いを除去するための原状回復費用を請求されることもあるので、喫煙される方はショップのルールを確認しておきましょう。
煙や匂いの出る調理は禁止
キャンピングカー内での調理は可能ですが、煙や強い匂いの発生する料理は避けましょう。
調理時には換気をしっかり行い、車内に臭いがこもらないように注意してください。
シートベルトの着用
キャンピングカーと言えども走行中のルールは普通車と同じなので、座席に着席してシートベルトを着用しましょう。
走行中にベッドで横になるといった行為はもちろん違法ですし、万が一の事故の際にはとても危険です。
ペットの乗車
一部のキャンピングカーレンタル会社では、ペットの乗車を認めている場合もあります。
ただし、清掃費として追加料金が必要になるなど各社独自のルールがあるので、ペット同伴の場合は事前に確認してください。
清掃とゴミの処理
快適に過ごすために、利用中は車内を清潔に保つよう心掛けましょう。
使用した食器やゴミは宿泊場所のキャンプ場など適切な場所に捨てるようにしておくと、キャンピングカーを快適に利用することができます。
運転の注意点
車体の大きなキャンピングカーの運転には、普通車とは異なる注意が必要です。
以下のポイントを押さえて、安全な運転を心掛けましょう。
免許証と運転条件
多くのキャンピングカーは、普通自動車免許（一般免許）で運転することができますが、大きめの車両や最新式の車両の一部では準中型免許以上が必要になっています。
また、一部のレンタル会社では、「免許取得後⚪︎年以上」など運転経験の条件を定めている場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
スピードに注意
キャンピングカーを安全に運転するためには、最高速度を80km/h程度に抑えることがポイントとされています。
車重や重心、ボディーの形状など普通車とは大きく異なるため、スピードの出し過ぎは大変危険です。
車高、長さ、横幅
キャンピングカーは一般の乗用車よりも大きく、車高や長さ、横幅に注意が必要です。
高さ制限のある高架やトンネル、狭い道路などに進入する際には、車両の寸法を考慮し、安全なルートかどうか確認しましょう。
また、駐車場の利用でもショッピングセンターなどの立体駐車場では高さ制限にかからないか、コインパーキングの入口にある雨よけゲートなどにも注意が必要です。
下り坂
キャンピングカーは重量があるため、長い下り坂でフットブレーキを踏み続けるとブレーキが効かなくなる恐れがあります。（フェード現象、べーパーロック現象）
エンジンブレーキを上手に使いながら、適切な速度管理を行いましょう。
ルートや駐車場の事前調査
旅行前にはルートや駐車場の情報を事前に調査しておくことをおすすめします。
大型のキャンピングカーに適した道路や駐車場の情報を調べておくと、安心してドライブと旅行を楽しめます。
キャンピングカー旅行のメリット
キャンピングカーでの旅行にはたくさんのメリットがあります。
ホテル代がかからない
キャンピングカーをレンタルすることで、ホテル代を節約できます。
レンタルキャンピングカーで人気のキャブコンタイプの車内には、５〜6名が就寝できるベッドスペースが確保されているのでファミリー旅行の場合は大幅に予算を抑え、旅行を楽しむことができます。
臨機応変な旅が楽しめる
ホテルの予約が不要なので、旅程や滞在地を柔軟に変更することができます。
気に入った場所に長く滞在したり、予定外の場所に立ち寄ることも自由自在なので、自分たちのペースで自由な旅を楽しむことができます。
子供が大喜び
キャンピングカーに初めて乗った子供はみんな大喜びです。
車としては広い車内ながら、程よい狭さでワクワク感が止まりません。
ベッドの秘密基地感や、車内での家族団欒など、大人も子供も非日常感を味わいながら貴重な体験を得ることができます。
ほどよい自然との一体感
キャンプの醍醐味を手軽に味わえるのもキャンピングカーの魅力です。
自然との触れ合いやバーベキュー、焚き火などを楽しみつつ、就寝など生活の一部を快適な車内で過ごすことができます。
美しい景色や自然の音を身近に感じながら旅を進めることで、リラックスや癒しを得ることができます。
デメリット
キャンピングカーレンタルにはいくつかのデメリットも存在します。
以下に挙げるポイントに注意しましょう。
車体が大きい
キャンピングカーは一般の乗用車と比べて車体が大きいため、普段の運転に比べて取り扱いが難しくなることがあります。
運転には細心の注意を払うことになるので、運転後の疲れが普段の倍以上になるかもしれません。
整理整頓が必要
車内スペースが限られているため、快適に過ごすためには整理整頓が必要です。
荷物の配置や収納方法に工夫を凝らし、快適な車内環境を維持しましょう。
レンタル費用が高額
キャンピングカーレンタルの費用は一般の車両レンタルと比べて高額になることがあります。また、24時間ごとの料金設定や、日をまたぐと料金が追加されるなど運営会社ごとに料金設定が異なるので、予約の際はしっかりと総額の料金を確認しましょう。
ハイシーズンは予約が難しい
人気のあるハイシーズンには、キャンピングカーの予約が難しいことがあります。
ゴールデンウィークや夏休み期間、年末年始は特に早めの予約を心掛けましょう。
以上が初めてのキャンピングカーレンタルに関する知っておきたいポイントです。
是非キャンピングカーをレンタルして、安全運転に細心の注意を払いながら自由で快適な旅行を楽しんでください。
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